心配してくれてありがとう
私の親友が事故で亡くなった。
葬儀に行って友と彼との思い出を語りながら酒を飲み泣いた。
家に帰ってきても悲しみが晴れず落ち込む私。
どうしようもないこの気持ち・・・。
そんな私の目の前にコナン君が座り私をジッと見る。
「遊びたいの?」そんな問いかけにも身動きもしないで私をジッと見る。
10分以上もこのままの姿勢で私を見続けるコナン君。
「元気だして、とうちゃん」自然と涙が出てくる。
そしてまた一人やって来た。コナン君の横に腰を下ろすネジ君。
ネジ君も私をジッと見る。「 元気だせよ!とうちゃん」
ネジ君も私を見つめたまま動かない。
「ありがとね二人とも」涙が止まらない。
悲しむ私に切なくなったのかコナン君も・・・
なんて悲しい表情をするのだろうか、涙までながして、表情のまま呼んでも振り向きもしない。
そして今度はネジ君が私の胡坐の中に入ってきて私を見上げる。悲しい表情で・・・
私があまりにも悲しむから、二人も悲しくなってしまう。
「コナン君、ごめんね。とうちゃんが笑ってないと皆も笑えないよね」
「ネジ君、ごめんね。とうちゃん元気だすから」
「二人とも、心配してくれてありがとね」
とっても優しい二人。本当に私の事を心配してくれていると感じた。
気持ちが通じているんだと感じた。
喋れなくても分かり合えるんだなって感じた。
家族に励まされ、そして二人にも励まされ、ココロの穴がふさがった昨日の夜。
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